テニミュ3rdシーズン「青学VS山吹」感想

 

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 2016.2.19都営地下鉄三田線 水道橋駅にて。

テニミュ3rdシーズンは早くも第3試合へ。

いかんせんペースがめちゃくちゃ速くて、地方公演中にチムライのチケット取り、東京凱旋公演前にDREAM LIVE決定と、情報もめまぐるしく、お財布とお休みが厳しくなってきました…!

 今回も観劇は東京公演と東京凱旋公演のみで10公演ほど。

東京公演が年末の6公演のみであまり観れなかったこともあり、約2か月後の東京凱旋公演でまったく新しいものを見たような印象でした。しかし、要因はそれだけでなく、2か月間でお芝居と熱が全然違っているように感じました。

今回は2ndシーズンにはなかった青学の紅白戦が復活しました。リョーマVS不二では、不二先輩が一段階テニスに夢中になって関東立海へ繋がるようだし、手塚VS桃城では、手塚の後輩への熱い思いに自分自身への戒めを重ねているような。そして財木くんがそんなお芝居をしてくれる…!

山吹は東京公演を観劇した際には、私があまり山吹に関心を持っていなかった(ごめんなさい)のもあり、あまり印象に残っていなかったのですが、凱旋公演では各々のキャラクター性がぐわっと表現されていて、こんな面白い学校だったんだ!と気づきました。

 

M1<風になれ(仮)>のレギュラー陣が部室から駆け出してくる、青空が広がり影が映る、というのがすごくアニメのオープニングみたいでとってもかっこいい。このドキドキワクワク感がすごい、テニミュだな~と感じます。風になれ 突っ走れ 昨日から今日をもぎ取ろうぜ!

<攻めろ 強くなれ>は手塚が歌う中、不二以外の青学メンバーが練習をし躓くような描写になり、《先輩》としての手塚の歌から《部長》としての手塚の歌になっていました。その描写の中に不二がいないのは不二がまだ本気になっていないからなのか、手塚が不二をそう捉えているからなのか…?

ルドルフ曲<激情の血潮(仮)>の「真面目なだけじゃショットはキマらない 不真面目な態度身につけてやる」というノムタクの歌詞が、何とも言えず三ツ矢先生すごいなぁ…と思って聞いていました。ステンドグラスの映像がラケットのガットに反射したり観月さんのユニフォームに映ったりしていてとても綺麗でした。

ダブルス1のラリーインストが大好きで、ルドルフ戦の回想が終わって山吹戦のインストに戻る際のギュルギュルって音が最高に素敵。<ユーアンドミー(仮)>の2番で、ダブルス集合!するんですけど、カチロー&カツオパターンとかもあってダブルスとは…?となりました。

幕間のルドルフ日替わりは、イベントごとにスペシャル感が押し出されていて、小道具が一番充実してました…何故そこで頑張ったのか!?いろいろと日替わりネタの良し悪しの差が激しくて、どうなんだろうな~と少し思ってしまいました。大千秋楽のネタが、無理をしてしまった勤勉実直な金田くんという感じで見た中では一番好きでした。観月さんが少しきつめに客席を扱うのが観月さんじゃないとできない感じで、面白かったです。

バウで一人ひとり礼をする際に、「ありがとうございましたー!」とオフマイクで結構大きめの声で言ってくれるキャストさん(筆頭:上村くん)がすごく多く、日に日に多くなっていった気がしました。

大千秋楽も劇場で観劇させて頂いて、アンコール曲で リョーマくんと亜久津がアリーナ上手通路でシャカリキファイトブンブンを向かい合って笑顔で→背中合わせで笑顔で、というコンボを間近で食らいました。可愛かった…。

 

■キャスト感想

リョーマくん(古田くん)

3公演目ともなると、もうなんか、リョーマくん!!!感が増し増しで好きしか言えなくなってきます。

亜久津戦のリョーマくんは今までの3公演の中で一番苦しそうで、亜久津の圧倒的強さに押しつぶされそうになるけれども、やっぱりとっても楽しそう。ラリーをしている時も<勇気VS意地>の時もすごい笑顔を見せてくれる。どんなに苦しくても、テニスができること、そして強敵を乗り越えることに喜びを感じているような、天衣無縫の片鱗が見えたような気がします。まだまだ先の話ですが。

シャカリキファイトブンブンで、毎度テンポが取りにくそうな古田くん*1。そして毎度振りを説明するときの「シャカリキ☆ファイト☆ブンブン☆だよっ☆*2」って言うの可愛いですね?可愛いです。同じくシャカリキ~の前奏で、舞台中央で他のレギュラー陣が左右からダダダッて走って交差して、その中央からピョーンッてリョーマくんが飛び出てくるようにジャンプするシーンがすごく好き!

今回もまたリョーマくんの後アナが聞けて嬉しかったです。リョーマくんのアナウンスは擬音が多いですね。笑 エビフライシュババババ!!

千秋楽の挨拶も、定型文が崩れすごくフラットな古田くんなりの挨拶になっていくのがすごく楽しいです。それを見守る青学全体の空気もふんわり優しくなった気もします。

 

・不二先輩(神里くん)

なんだろう、よく分からないけど、好き…。ふわっと人当たりのいい不二先輩って感じがする。けど、強い…てか上手い(byリョーマくん)。決して線が細い、とかではなくて神里くんの体格はいい方だと思うんですけど、群舞のダンスのしなやかさとか美しさが増しています。<24/365>の「相手の策略砕く実感!」の時のセンターでしゃがむ不二先輩が美しいです。そこ不二先輩なのか!シャカリキファイトブンブンで、舞台に膝立ちするときに、前方ブロックのお客さんに視線ロックしながらするっと膝立ちするのがすごい好き。

神里くんは「僕に勝つのはまだ早いよ(余裕)」って感じがしました。それは牽制でもなく本心だったのにジリジリと距離を詰められ、ゲーム感覚から一足抜け出た本気の勝負になりゆく瞬間のようで、関東立海の赤也戦に繋がっていくような気がしました。そこまで神里くんが演じるのかどうか分かりませんけれども…。

 

・千石さん(森田くん)

凱旋公演初日に拝見して、一番「変わった!」と思ったのが千石さんでした(私が注目していなかっただけかもしれないですが)。

シングルス3がすっごく面白いものだとワクワクしました。千石さんは試合前から色々考えて色んな起点を作って、いかに自分を強くそして格好良く見せるか、という演出上手というような感じがしました。行動・発言に裏があり、「実力だけじゃダメなんだよね」と千石さん自身も歌ってますが、運を引き寄せる力・運を引き寄せたかのように見せる魅せ方を知ってる。しかし、「理屈じゃない…!」ではないですが、どんどん桃ちゃんの熱に引っ張られ、熱く楽しくなっていってるのが、とても熱くて中学生でした。

試合終了後の礼で、顔を上げた瞬間はすごく辛そうな顔をしているのに、「よしっ」て吹っ切るように笑って、泣きそうな南と東方の肩を抱いて下手にはけていく千石さん。笑顔は作るものって感じがしました。笑う門に福来たる、みたいな。<輝け もっと>でも室町が歌ってる時に後ろですっごい優しい顔してて、テニスと山吹中テニス部が好きなんだなぁ。

千石さんカッコ良かった~って思った日の握手会に千石さんがいらっしゃって、ド緊張しました。まだ高校生でいらっしゃるんですね、ビックリ。

 

・亜久津(川上くん)

片手で持ってる方のわきにラケット挟んで、その手でラケット取るのすごいですね(※やってみるとすごく難しい)。腕の長さの成せる技だと思います。後、原作のあのポーズしてくれるの楽しい…!

ラケットに対しては荒いけど、コップに対しては優しい。最後の太一とのやりとりの亜久津はとても優しくて、太一と話し終わった後にフッて少し笑ってはけていきます。「太一」って呼ぶ声がとっても優しくて、亜久津も壇くんにかかると「先輩」になるようでした。

 

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次はチームライブ ルドルフ・山吹です。票券価格が下がりトークショー要素も付加されて、またどんな感じになるのか不安と楽しみでいっぱいです!

それから5月にはDREAM LIVE!ペンライトの光る大海原の中でキラキラしてるところが見れたら嬉しいです!こちらもとっても楽しみ!

*1:というかみんな大変そう

*2:後半では「だからねっ☆」でした