舞台『帝一の國〜決戦のマイムマイム〜』感想

アイアシアターで帝一の國〜決戦のマイムマイム〜を観てきました。15日(DVD収録回)と20日(東京千秋楽)。

 

 

昨年(2014年)4-5月の公演に引き続き、第2段です。来年3月に最終章となる第3段も決定しています。今回のお話は原作の5巻〜9巻まで(と、劇中で歌っています)。
 第1弾は観劇済みで、原作はSQを買ったときに読んでいる程度です。
 
楽しかった!
展開が目まぐるしい!けど分かりやすい。
1幕を結構しっかりやっていただけに、2幕の帝一が落ち込んで行く様子が急展開過ぎて、少し置いてきぼりをくらったような気がしました。
あと、下ネタというか女装バーで駒先輩が歌うあたりのシーンは、下ネタ耐性が本当になくて見ていてちょっと辛かった…。
 
オープニング映像がさらにかっこよくなっていました!「帝一の國」に帰ってきた感!漫画の絵を使用しているので、ある意味ネタバレ満載のオープニング映像ですが、原作をほとんど知らない身としては気にならなかったです。
 
 最後のカーテンコール前の歌が第1弾に引き続き同じもので、この曲がとても大好きなので、あって嬉しかったです。
演出の小林顕作さんが全曲(※主題歌以外)を作曲・作詞されています。きゃりーぱみゅぱみゅオザケンや尾崎等パロディな曲も多くて、曲と歌詞が頭にこびりつきます。もーしも僕が天使になーれたら!
 
 アイアでお芝居を見ると「THE舞台の床! 」感を感じることが多くて、それがすごい嫌なんですが、帝一だとそれがありませんでした。セットや舞台にいる人の多さなんでしょうか…?なぜそう感じるかはいまだによく分かりませんが。
 
相変わらずの無茶ぶり日替わりも健在。
今回の犠牲者は細貝さん、吉川さん、谷戸さん、平沼さん、ぎたろーさん、そして三津谷さんと、時々巻き込まれる木村さん。佐藤さんに無茶ぶりされる面々。細貝さんが前回に引き続き無茶ぶりメンバーに入ってて、頑張って下さい…!
あと、大堀さんが出てきた瞬間に「何するんだろう?」ってドキドキしてます。何もしなくてもじーっと見てしまう!
 
まだ原作は連載中ですが、「最終章」と銘打ってある第3段はどうなるのかすごい楽しみです!キャストさんもスタッフさんも変わらないと嬉しいです!
 
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下記はキャストさんとかグッズの感想です。
 
木村了くん
帝一は感情の起伏も激しく、動き回り、出番もとてつもなく多い!常に汗だく状態です。「帝一の國」というタイトルの通り、了くんなしでは成立しない。いつも大堀さんに振り回されている了くん。一度どセンターで観劇させて頂いたのですが、冒頭曲の「Let me fly」のセンターっぷりがとてもかっこよかったです。「クッククック、はい?」が大好きです。
 
あの光明くんのはまりっぷりはどう表現したらいいのでしょう…。17歳と10年目なのにとっても可愛い!先日のGARANTIDOでは男らしいダンスの応酬でしたが、こちらではしなやかな動きが多く、見惚れます。生歌披露のシーンもありますが、声量もグッと増して歌声も伸びてた!カーテンコールの幕降りの時に一人だけ幕が下がるまでずーっとお手振りしたり、お客さん指さして丸!ってしてくれる三津谷さん。愛おしい。
 
森園先輩!元気さんのお芝居は前回含め帝一の國でしか見たことがないのですが、幅の広い役者さんだな~という印象。「僕は手をついて転んだんですよ?」のひやっとする空気感や、二幕冒頭の「物理的に天使」感の可愛さや幼少期シーンの切なさ。東京楽では天使シーンで投げキッスもされてました…(客席悲鳴)。クアドラプルカーテンコールでは眼鏡を置いてきてしまってひたすら目元を隠す大河さん。しかし「(手繋ぎ礼をするので)手繋いでー」と言われ、観念して笑顔で手をつないでました。ダンスもとても美しくて、三津谷さんがキレキレだとすると元気さんは流れるようでした。
 
前回の第1弾ではWキャストのうちさゆにゃん美々子だけ観劇しました。 前回から見てて本当透明感ある子だな~って見ていて、テレビで乃木坂さんが映るときも、さゆにゃんを目で追うようになりました。立ち方がすごいスッとしていて美しいです。アイドル哲学がしっかりしてるイメージ。「男子高校生から見た女子高生」というデフォルメが強い気がしました。ソロ曲の間奏はバッキバキに踊るタイプ。
 
樋口日奈ちゃん
今回ようやく東京楽で初めましてでした。ひなちま美々子はより「等身大の女子高生」に近いような感じがしました。ソロ曲の間奏はかわいらしく踊るタイプ。
 
 
グッズ
パンフレットがとても凝っています。カラーとモノクロが半々ぐらいで、文章は少なめ。モノクロページは漫画調になっていて、写真が盛りだくさん。
お写真も他公演で続々値上がりする中、2枚組300円と据え置き価格…!
物販列よりも長蛇の列が形成されていたのが、ガチャガチャ列。カプセル機械式で両替→機械操作が必要となったため、時間もかかる。3台設置されていましたが、それぞれに補充・カプセル開けを行う係員のお姉さんがついていました。そのお姉さん方のカプセル開けのスピードと技巧が素晴らしかったです。